いったんまとめます。

ひとまずまとめます。ブログはまだ続きますけども。

 ここまでの更新で、スパーロックの実験は実験の体裁をなしていない事が判ったと思います。だから結果なんて幾らでもコントロールできます。例えば、

・実験前にマックフライポテトをもう一度揚げ直した。
・実験前にマックフライポテトを乾燥させた。
・マックフライポテトを入れた容器だけ殺菌した。
・比較対象のポテトは不衛生な店で買った。
・実は10週間も実験していない(あの映像が現実に10週間の時間を経ているかを保証する物はDVDには含まれていない)。
・マックフライポテトだけ毎日買い直している。

などなど、方法はいくらでもあります。特に「実験前にマックフライポテトを乾燥させた。」なんてのは可能性高いと思います。容器にポテトを入れたときの音がなんとも乾いた音でしたから。


 でも、スパーロック監督はあれでいいんです。だって娯楽映画の監督なんだから。問題はあんなにいい加減な実験を「真実」として受け入れてしまった視聴者にあります。

 マクドナルド生活もそうでしたが、スパーロックは「面白い結果を導き出す為の課程」を作っているだけです。結果が最初に決まっているわけで、その結果のために過程を作っています。スーパーサイズ・ミーでいえば、「マクドナルドを食べ続けて不健康になる」という結果のために毎日がんばって5000kcalを食べ続けたわけです。

だってその方が面白いじゃない。

 30日間マクドナルド生活で僕がやったのも同じ事です。僕は、「マクドナルドを食べ続けて不健康にならない」事を目的にしていました。だから無理に大量に食べるという事はしてません。ルールも緩めにしました。

だって意外な結果の方が面白いでしょ?

 よく、「太ったり体を壊したりしないのはスパーロックほど食べていないからだ、もっと食べろ!スパーロックと同じ事をしろ!」なんて言う人がいますがそれは間違いです。僕は30日間マクドナルド生活において、スパーロックと同じ事をすでにしてるのです。それが、

「決定された結果を導き出す為の課程を作る」

という事です。その点で、僕はスパーロックと同じ事をしています。

 マック生活の本質は「マクドナルドの製品が体に悪いかどうかの検証」ではありません。そんな事はどうでもいい。あれは、単なる判りやすいエサにすぎません(この点はスーパーサイズ・ミーも同じです)。

大事なのは「簡単に信じるな」って事です。

 情報を作る課程には必ず作為が入ります。どんなメディアでもそれは同じです。人間が作る限り情報は必ず観測者の気持ちが入ってしまう。そういうたゆたう信頼性について、自分の頭で考えろ、疑え、鵜呑みにするな、というのが30日間マクドナルド生活やこのポテト検証のテーマです。

というわけで、このブログの検証についても疑っていただければ幸いです。よろしくお願いします。
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by potato60days | 2006-06-15 12:13 | まとめ。
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