カテゴリ:まとめ。( 2 )

73日目。もう終わりにしよう。

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 すっかり間が開いてしまった。いつの間にか10週目、70日目を超えて73日目という体たらくである。もはや各ポテトに変化は見られない。適当にカビが生え、適当に終了している。もう、終わっているのだ。

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 最初にカビが生えた皿盛りのマックフライポテトはすっかり別の何かになってしまった。他のポテトもカビに被われたが、およそマックフライポテトのカビが移った物と考えられる。

 マックフライポテトはちゃんとカビが生えた。腐った。他のポテトも遅れて腐った。特にマックフライポテトの反応が違った感じはなく、乾燥の度合いに応じて同じように腐った。

マックフライポテトが腐らないなんてのは、嘘だ。

 スパーロックの実験は、そもそも条件が示されていないのでいくらでも細工が効く。マックフライポテトは電子レンジなどでカラカラに乾燥させておいたのかもしれない。他のポテトは、不衛生な店で水分が多く含まれる、カットの大きいポテトを買ってきたのかもしれない。

 アメリカはそもそも乾燥しているので、ポテトがカビる事自体おかしいのかも知れない。あの程度の結果は、細工をすれば簡単に導き出せるのだ。そんなものを簡単に信じてはならないだろう。

 最初の頃にも書いたが、フライドポテトは揚げるまで冷凍されている。そして、それを揚げてすぐに客に提供する。時間が経てば廃棄になる。ここで、保存料を使う意味が果たしてあるだろうか。保存食でもないのに、マクドナルドというコストに厳しい会社が保存料という有料の資材を使う事は、普通に考えて無いだろう。マックフライポテトがカビにくいのは、高温の油で揚げて殺菌され、しかも含有水分量が少ないためである。

つまり、マックフライポテトはもともとカビが生えにくい食べ物なのだ。

 マックフライポテトに限らず、フライドポテトはカビが生えにくいのだ。それでも、日本の湿気においては4日でカビが生えてしまう。スパーロックもまさか太平洋の反対側で自分のパフォーマンスをいちいち試していちゃもん付けるバカがいるとは思わなかったろうが、あの実験はすべてインチキと言って問題ないだろう。

と言う事で、結論です。

結論:
 スパーロックの実験は、マック生活もポテトの実験も、すべてインチキと思われる。あんなもんを信じるくらいなら新興宗教でも信じておきなさい。

以上です。
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by potato60days | 2006-08-18 12:18 | まとめ。

いったんまとめます。

ひとまずまとめます。ブログはまだ続きますけども。

 ここまでの更新で、スパーロックの実験は実験の体裁をなしていない事が判ったと思います。だから結果なんて幾らでもコントロールできます。例えば、

・実験前にマックフライポテトをもう一度揚げ直した。
・実験前にマックフライポテトを乾燥させた。
・マックフライポテトを入れた容器だけ殺菌した。
・比較対象のポテトは不衛生な店で買った。
・実は10週間も実験していない(あの映像が現実に10週間の時間を経ているかを保証する物はDVDには含まれていない)。
・マックフライポテトだけ毎日買い直している。

などなど、方法はいくらでもあります。特に「実験前にマックフライポテトを乾燥させた。」なんてのは可能性高いと思います。容器にポテトを入れたときの音がなんとも乾いた音でしたから。


 でも、スパーロック監督はあれでいいんです。だって娯楽映画の監督なんだから。問題はあんなにいい加減な実験を「真実」として受け入れてしまった視聴者にあります。

 マクドナルド生活もそうでしたが、スパーロックは「面白い結果を導き出す為の課程」を作っているだけです。結果が最初に決まっているわけで、その結果のために過程を作っています。スーパーサイズ・ミーでいえば、「マクドナルドを食べ続けて不健康になる」という結果のために毎日がんばって5000kcalを食べ続けたわけです。

だってその方が面白いじゃない。

 30日間マクドナルド生活で僕がやったのも同じ事です。僕は、「マクドナルドを食べ続けて不健康にならない」事を目的にしていました。だから無理に大量に食べるという事はしてません。ルールも緩めにしました。

だって意外な結果の方が面白いでしょ?

 よく、「太ったり体を壊したりしないのはスパーロックほど食べていないからだ、もっと食べろ!スパーロックと同じ事をしろ!」なんて言う人がいますがそれは間違いです。僕は30日間マクドナルド生活において、スパーロックと同じ事をすでにしてるのです。それが、

「決定された結果を導き出す為の課程を作る」

という事です。その点で、僕はスパーロックと同じ事をしています。

 マック生活の本質は「マクドナルドの製品が体に悪いかどうかの検証」ではありません。そんな事はどうでもいい。あれは、単なる判りやすいエサにすぎません(この点はスーパーサイズ・ミーも同じです)。

大事なのは「簡単に信じるな」って事です。

 情報を作る課程には必ず作為が入ります。どんなメディアでもそれは同じです。人間が作る限り情報は必ず観測者の気持ちが入ってしまう。そういうたゆたう信頼性について、自分の頭で考えろ、疑え、鵜呑みにするな、というのが30日間マクドナルド生活やこのポテト検証のテーマです。

というわけで、このブログの検証についても疑っていただければ幸いです。よろしくお願いします。
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by potato60days | 2006-06-15 12:13 | まとめ。